Kazyの日常日記

2021-11-21 : Keep your hobbies as your HOBBIES

「趣味の段階を趣味の段階で終わらせることができるか。」

 好きなことを仕事にしている人にとってはこの言葉は心痛いものだと思う。

 悪く言えば、「仕事は仕事という概念のみで、私情を持たずに働きたい。」というもの。良く言えば、「仕事とプライベートをいい意味で区切り、メリハリをつけられているか。」というもの。

 ”仕事を楽しんでしたい”というのは、全然間違いじゃない。なんなら満足感を得られているのならば、それがベスト。

 ”仕事は仕事だから”と言っていつも偽りな真面目に、それは前者に比べて悪いようにしか聞こえない。間違っているようで全然間違っていない、正解の思考になると思う。


 ただ、好きなことを仕事にしていて、それが楽しいというのは違うと思う。

 好きなことを仕事にするのは、それは、自分の趣味を殺すのと同じだと思う。お金を稼ぐという思考を持たないといけないから。

 趣味というのは、大体お金を消費して、自分の好きなことに注ぎ込んでいく。ただ、仕事にしてしまえば逆にお金を稼がないといけなくなる。

 例えばの話、作曲が趣味な人がいるとする。ただし、あくまで”趣味”。自分が満足した曲を少数の人に聴いてもらって”いいね”をもらうのが満足感に繋がるという一連の流れを持っている。これが趣味。しかし、これが趣味になってしまうと、絶対に作曲はしたくなくなる。十人十色な性格を持っている大衆に向けて売れるような曲を作らないといけないから。

 残念ながら、実は大衆受けの曲は、大体同じ。コード進行とキャッチーなメロディーと歌を載せれば大体売れる。自分らしいはどうでもよくて、みんなに買ってもらえる、聴いてもらえるが優先になっていく世界観に飲み込まれていく。

 趣味の世界では、それが自己満足の世界だからそんなこと気にしなくていい。自分が満足できればそれでいい。


 趣味がバイクだろうが、ギターだろうが、ピアノだろうが、ブログだろうがそれは全部同じ。

 だから私は趣味を仕事にしたくない。

 必ず、お金が絡んでくるため、自分らしいスタイルというものが確立しにくいから。


 だからと言って、仕事を仕事と割り切ってしまうというのも何か違う気がする。人生で大半の時間をお金を稼ぐこと、つまり仕事に使うから。好きじゃないことをずっとし続けることはとてつもなく人生が悲しくなる。

 そうやって生きている世界を悲しませないように多少の努力を必要とする。それが、いわゆる起業やら、自分に合った業界研究をすること。大体、双方お金も時間も必要とするものだ。

 お金も時間もなくてそういうのもしなくて、適当な会社に入って働いて、仮に年収1000万をもらって満足しても、長期的な目で見ればそういうのはよくないと思う。

 ちゃんとそういうことに時間をお金を使って、ちゃんと考えて会社に入るべきだと思う。じゃないと絶対に転職を考える時期が来る。


 考えずに、趣味っぽいことを仕事にしてしまって、その趣味が趣味ではなくなったら人生辛い。そんなの誰でもわかる。

 人生を楽しく生きるコツは、趣味を趣味とちゃんと割り切れることかもしれない。

 自分だけの世界観を持つのは決して悪いことじゃない。

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